2009年10月11日(日) 夢の平(携帯&財布紛失騒動)
久しぶりにロードに乗りたくなったのでコスモスを見に夢の平へ向かった。
そのあと足に問題が無ければ「道の駅たいら」を目指す予定だった。
ところがとんだハプニングが待ち構えていたのだった・・・
さて、一体何から書けばいいのだろう。
事の起こりはミニベロにリヤキャリアを付けた事から始まった。
今までシートポストに付けていたバッグでは荷物があまり入らないのでリヤキャリアに交換した。
ミニベロから外したバッグをとりあえずロードレーサーに付けてみた。
これならウエアの上下がすっぽり収まり丁度良かった。(逆に言えばこれ以上入る余地が無い)
フロントバッグには最近買ったデジカメを入れてみたが十分余裕があった。
以前携帯をフロントバッグから落とした経験上、携帯はリヤバッグに入れるはずだった。
ところが今回リヤバッグが一杯なのでフロントバッグに入れることにした。
おまけにまだまだ余裕があるので普段は持って行かない財布も入れていくことにした。
もちろん落ちないようにファスナーは半分以上は閉めておいた。
なぜ全部閉めないかと言うと、急いで写真を撮りたいときにカメラが取り出せないからだ。
さて、多少の向かい風だったが順調に夢の平へと向けてスタートした。
道は昨夜の雨でウェットだったが青空で気持ちよく「あ〜やっぱり自転車はいいなー」と走っていた。
夢の平の上り坂は結構きつかったが何とか無地到着。
ここで何枚か写真を撮り今度は展望台へ向かった。
「ここから先はしばらく下り坂で楽だろうと」と思っていた。
しかし濡れて滑りやすい箇所やグレーチングの段差や暴走族対策の凸凹の道で快適とはいえなかった。
庄川水記念公園に着き家へ電話しようかと思ったが、まだ時間が早いので先を急いだ。
国道156号線を順調に進み、途中でトイレ&休憩でベンチで一休みした。
「さて、そろそろ家に連絡を入れておこう」とフロントバッグから携帯を出そうとしたが携帯も財布も無い!
ガーン!一度ならず二度も同じ過ちを犯すなんてなんて大バカ者なんだ!
「さて一体どこで落としたのだろう?」
「もしかしたら展望台からの下りの段差や凸凹道で落ちたのだろうか?」
「とにかく公衆電話のあるところまで戻らなくては」
「大牧トンネルを出てしばらく行ったカーブの所に確か公衆電話があったはず」
もう頭の中はパニック状態だった。
急いで公衆電話のところまで走り家に居る真理子に電話をする。
10円玉が2枚しかないので手短に用件を話した。
そして紛失場所をネットで調べられないか頼んで電話を切った。
先を急ごうと思って急に重大なことを思い出してしまった。
「そういえばトイレ休憩の時立てかけておいた自転車が倒れたのだった」
あの時はカメラを手に持っていた。
ということはファスナーは開いていた!
なんだ、じゃあそこで携帯と財布が一緒に飛び出たんじゃないか!
今度はまた180度方向転換をして休憩所へ急いだ。
必死になってペダルをこぐ僕を見てドライバーはきっと
「おー!頑張ってこいどるのー!」
などと思っていたかもしれないが本当にこっちは必死だった。
猛ダッシュで現場に戻り、あたりを見渡すが携帯も財布も見つからない・・・
あり得ないとは思ったが2m以上も離れた崖の下も降りて草むらの中を探してみた。
でもどこにも無い・・・
やっぱり夢の平まで戻るしかないかなー。
力なくペダルをこいで行くぼくを見てドライバーはきっと
「なんちゅ情けないこぎかたをしとる奴やのー」
と思われただろうが仕方が無い。
水記念公園で電話をかけるために飲みたくも無い缶コーヒーを自販機で買いお釣り30円をゲット。
すぐに家に電話をしてみたが携帯電話の場所は探せなかったようだ。
またあの激坂を登らなければならないのかと思うとゾッとしたが自業自得だ。
罰が当たったのだと思い必死で坂を登りながら落ちていないかあたりを見渡した。
例の段差のグレーチングのところに着いたので自転車から降りて念入りに周りを探してみた。
なぜここだろうと思ったかといえば下っている時に「チャリン」と言う金属音が聞こえたからだ。
もしかしたらあの時財布が落ちたのではないかと思ったからだ。
すると僕の横を車が通り抜けた。
その時「チャリン」と同じ音がするではないか。
どうやらグレーチングが振動で音を出していたようだ。
「あー、これでもう絶望的だ」
諦めムードで展望台まで上り、後はやけになって坂を下り家路に着いた。
お腹ペコペコで帰宅して真理子に
「何か連絡あった?」
と尋ねるが何もないと言う。
こうなれば誰かが拾ってくれるのを待つばかりだ。
シャワーを浴び、アレで一息入れていると真理子の携帯がなった。
横で真理子が大きな声で
「はい、そうです!」
と何やらしゃべっている。
もしかして!と思ったら真理子が「あったよ、電話変わって」と僕に携帯を渡した。
真理子の携帯に出てみると八尾の方が僕の携帯と財布を拾ってくれたようだ。
すぐに連絡をしたかったようだが携帯の使い方が分からず家に着いてから連絡をされたようだ。
とにかくお礼を言って、すぐに家を出た。(僕は運転できないので真理子が運転)
そしてカーナビを頼りに八尾のYさんの家に到着。
するとやさしそうなご夫婦が出てこられたのですぐにお礼を言った。
そしてお礼の気持ちにとお菓子と寸志を渡そうとしたがお菓子だけでいいと強く言われて僕のほうが根負けした。
何度も何度も頭を下げお礼を言って帰ってきた。
今日は散々な1日だったが、いい人に出会えて気持ちが暖かくなった日でももあった。
あ〜、疲れた・・・
それにしても、最後まで全部読んだアナタも凄いですね〜。(バキッ!)
7:16 出発
8:42 夢の平
8:55 展望台
9:26 水記念公園
10:17 大牧トンネル〜祖山トンネル間の休憩所(ここで携帯と財布が無いことに気付く)
10:53 水記念公園
12:41 夢の平
14:13 帰宅(113km)
ミニベロに付けたリヤキャリア
ミニベロからロードに付けたリヤバッグ
7:16 久しぶりのサイクリング
7:58 気球がいくつも浮かんでいた
7:58 ズームで
7:58 なかなかカラフルな気球
8:28 こんな所まで渋滞するのか?
8:29 道の横にもコスモスが咲いていた
8:42 夢の平到着
8:43 ちょっとピークは過ぎていたようだ
8:46 自転車はもちろんタダだが普通車は駐車料金400円
8:54 続いて展望台
8:56 砺波平野の散居村
8:58 稲葉山の風車をズームで
9:18 所々に凸凹があり走り難かった
9:26 水記念公園の噴水
9:52 以前から気になっていた標識
9:53 橋の上で記念撮影
9:58 見難いが気温は14度
10:17 問題の場所
10:23 気が付けば携帯と財布が無い!
11:53 水記念公園
12:27 この先のカーブが怪しい
12:30 しかし音がしたのはグレーチングだった・・・
12:45 夢の平駐車場は満車で列が出来ていた
13:26 只でさえガックリしているのに雨が追い討ちをかけた
14:13 前回リセットするのを忘れていたのでこれより-27kmの113km
八尾まで取りに行ってきて無事に手元に戻った携帯と財布
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